リフレクション 写真展 / director 湊雅博

2016年10月


Division1ギャラリートークが行われました。

[ 2013年12月31日 ]

会期中の毎週 土曜日はギャラリートークがあります。

今回は第一回目。ゲストの 調 文明氏(写真批評/研究)と  出品作家の 相馬泰・大谷佳・箱山直子 による対談でした。

調(しらべ)氏がそれぞれの作品の印象を述べてから、作家それぞれが反応するという体裁で始まりましたが、他の作

家や来場者からも率直な意見や問題提起があるなど、語りにくい領域のことがらに対して、皆でどうにか言葉を見つけ

ていこうとする試みにも見えました。 小平雅尋

会場の模様。上部左から 調、相馬、大谷、箱山の各氏

会場の模様。上部左から 調、相馬、大谷、箱山の各氏

  第二回目のギャラリートークは4月6日(土)15:00 から。
ゲストの小林美香氏  と  池田葉子・山方伸 による鼎談です。

リフレクション展 Division1が始まりました。

[ 2013年12月27日 ]

リフレクション展が始まりました。初日から多くの方々にご来場頂き嬉しい限りです。

展示に向けた会合を十数回も重ねてきたので、無事Division1を迎える事ができて感慨深いものがあります。

今回展示をしているメンバーが、それぞれのアプローチで展示に結実してゆく姿と その成果を観て、

Division2の私はジワジワと焦りを感じ始めております。 小平雅尋

「リフレクション写真展」サイトオープン

[ 2013年12月24日 ]

「リフレクション写真展」のサイト、オープンしました。

http://reflection.mmproj.com/

chirashi

リフレクション展は終了しました。

[ 2013年12月22日 ]

DIVISION-2の展示も盛況のうちに終了して、約一ヶ月に及ぶリフレクション展が終了しました。各会期の展示、ギャラリートークと数多くの方に足をお運びいただきまして出品作家共々感謝しています。

展示期間中に作家各々は、ご高覧いただいた皆様との懇談を通じて、次なる作品制作の糸口を見つけ出す事ができたと思いますので、各作家の今後の制作を注視していただければ幸甚です。

Director 湊 雅博

4回目のトークイベント

[ 2013年12月21日 ]

本日(4月20日)は4回目のギャラリートーク(最終回)が行われました。

ナビゲーターの山内明美さん(歴史社会学/東北研究)と 出品者 榎本千賀子 坂本政十賜 の3人。

画面左から 榎本さん、山内さん、坂本さん

画面左から 榎本さん、山内さん、坂本さん

(今回は山方さんの撮影)

ついに4/21(日)展示最終日を迎えます。
18:00閉廊です。ご来場お待ちしております。

アサヒカメラ2013年6月号 展評13

[ 2013年12月18日 ]

「リフレクション」展の展評がアサヒカメラ2013年6月号 の展評13(p204~p205)に小林美香さんの執筆で掲載されています。ぜひお手に取って一読をお願いします。

尚、同号には出品作家の坂本政十賜さんの新作「東北」が掲載されていますので、合わせてご高覧をお願いします。

アサヒカメラ6月号

Director 湊雅博

 

展示中のやりとりから 2

[ 2013年12月17日 ]

どこで撮ったのかという質問に毎回ちゃんと答えていたつもりだったが、今日は話の流れで「自宅のすぐ近所でも撮るし、街中でも撮っていて、どこでも撮るけど人工物が写っていないだけ」と話したら、とても意外だったようだ。大自然の、どこか遠くの誰も居ない所で撮っていると思ったようだ。もちろんそういう所でも沢山撮っているが、いろいろだ。言われてみればほとんどが自然の中で撮ったように見える。実際、人工物が写り込まないように撮っているのだけれど。私自身は撮影したその場の記憶がずっと写真に張り付いている。私にとって当たり前すぎる事でも、写真自体から読み取れなければ伝わらない。写真上に現れることがらだけで作品を成立させようと思っていても、こんな事さえ客観的になりきれず、心の隅では都合のいいことだけを伝えたいと思っている。そもそも、客観的になった私がしたいことは何なのだろう。

トークイベントで「私は撮影時の動機に個人的な欲望は邪魔なので、それをいかにそぎ落とすかが問題なんです」と言ったら、「好きなものを撮る」と素直に言っていた福山さんは驚いていた。彼女の作品からは視線と被写体が真っ直ぐに繋がった感覚が読み取れるが、そこにケレン味などない。私は「好きなもの」という言葉が心の中で数日引っかかっていた。私には目的があって、それには個人的な欲望やら趣味を匂わせるものが邪魔で、それを削ぎ続けることで、少しづつ求めるものに近づけると思っていたが、目的自体も欲望に違いない。その目的の裏で自分自身が気付かないことも写真に凝縮させて来たのかもしれないと思い始める。もう一方では「撮れてしまった写真」が顔を覗かせる。私は過渡期にいるのだろうか。小平雅尋

展示中のやりとりから

[ 2013年12月17日 ]

坂本さんの写真は家を撮っている写真には違いなくて、外壁のカラーリングの独特のパターンとか、奇妙な建て増しのおかしさだとか幾らでもそこに写っている現実の特殊性について話が出来る。こういった話が出てくるのは写真がそのような質を持っているからに違いない。これはDivision1で展示した山方さんの写真にも言えることだったが、それとは全く別のまなざしも二人の写真からそれぞれ立ち上がっていて、この写真はこういうことだと簡単に話を積み上げることができない。写真はいつもそうだ。でも、積み上げなくても広げてみることはできるだろう。

私は坂本さんが撮る家そのものが、人の顔に見えて仕方がない。ポートレイトを撮るように家を扱っているような気がする。こんなことを坂本さんに言ってみたら、船木さんが以前続けていたシリーズで撮っていた女性のポートレイトが、ポートレイトじゃなくて風景写真に見えると言い出した。その言葉に私も一瞬にして彼女の撮る女性像が風景写真に見えてきた。これは何だろう。画面の作り方、扱い方だろうか。単に人物の説明ではない写真。画面全体としての「見え」を整えた画像とでも言えるだろうか。それが「風景」なのだろうか。

船木さんの今までの作品は女性の写真と風景の写真がいつも対になっていたようだ。今回の展示は風景だけで構成しているが、それらの写真は対にする目的からもれてしまった風景写真ではなくて、全くそれと関係なしに、その場で撮らずにいられなくて撮ってしまった写真だと言っていた。「撮らずにいられなかった写真」。私の場合は、自分自身の目的から離れて「撮れてしまった」写真をどう捉えるか、意味や理由を見つけることにいつも考えあぐねていた。しかし、それらの写真こそ写真の自由を獲得しているように思えてやるせない。撮れてしまった写真の意味や理由を自分で知ろうとするのは、それほど重要ではないのだろうか。ふと、「写真の強度」という不思議な言葉とともに、榎本さん相馬さんの写真が頭をよぎった。 小平雅尋

DIVISION-1展示終了

[ 2013年12月8日 ]

4月7日にDIVISION-1の展示が好評のうちに終了しました。

多くの方に展示及びギャラリートークに、足をお運び頂きまして

ありがとうございました。

引き続き4月9日よりDIVISION-2の展示が始まります。

DIVISION-1の作品群とは意味の異なる作品群の織りなす展示空間が

あらたなイメージを表象をしていますので、ぜひ足をお運び頂きたいと思います。

Director 湊 雅博

ギャラリートーク

[ 2013年12月7日 ]

不発弾を落としまくったギャラリートークを非常に反省しております。本音で話し合うことができていなかったのは明白なのです。上っ面を話したってどうしようもないのはわかっていたのにそうなってしまいました。反省しています。山方伸

2回目のギャラリートーク

[ 2013年12月6日 ]

本日(4/6)は2回目のギャラリートークが行われました。

今回は東近美客員研究員の小林美香氏 と 出品作家 池田葉子・山方伸。

大荒れの天候にもかかわらず、多くのお客様にご来場頂き 誠にありがとうございました。

会場の模様。画面左下から 池田、小林、山方の各氏

会場の模様。画面左下から 池田、小林、山方の各氏

※来週土曜日( 4/13 )17:00 から  3 回目のギャラリートークがあります。

編集者・ライターの上條桂子氏  と  出品作家の 福山えみ、船木菜穂子、小平雅尋 による対談です。

ご来場お待ちしております。 小平雅尋

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