リフレクション 写真展 / director 湊雅博

2016年10月


2015リフレクション・反省会

[ 2016年1月30日 ]

2015年のリフレクション展では、展示最終日17時より、今回の展示全体を振り返るトークを行いました。

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突発的に行われたこのトークでは、個々の作品についての話題を中心に行われた12日のトークでは踏み込むことができなかった、互いの作品や、展覧会全体の構成を中心的な話題として、疑問点や意見を交わしました。ほとんど外部の観客がいない、準備段階のミーティングにも近いリラックスした雰囲気の中で行われたトークでは、当たり前のようではあるものの、作家同士が互いの制作プロセスに非常に強い関心を抱いていることを再度確認できたような気がします。また、この展覧会を通じて浮かび上がってきた問題や課題、この展覧会そのものを対象とする作品を作った阿部さんの特異な創作に対して、他のいわば「普通」の創作を行う作家はどのように反応し得るのかという問題や、グループ展の難しさや可能性についても、まだまだ語り足りないところばかりではあるものの、4人の間で改めてそのありようを確認し合ったのだと思います。

リフレクション展を終えた今、私自身は、創造行為の動的な側面、渦中にいる自分自身でさえ掴みにくくコントロールしきれない、創造のプロセスの中に入りこむ偶発性に関心が高まっているのを感じています。そして阿部さんをはじめとするリフレクションの仲間たちと協力しながら、個人の制作と、今回の展示のような協働的実践を積極的に交わらせて、この関心をさらに育て、新たになにものかを生み出したいと次の活動を計画しています。

榎本千賀子

 

2015リフレクション・ギャラリートーク

[ 2016年1月30日 ]

撮影:相馬泰

撮影:相馬泰
左から:由良、田山、榎本、阿部、大日方

展覧会期中の12日16時より、大日方欣一さんをナビゲーターとしてお招きし、ギャラリートークを行いました。4人の作品が交じり合う複雑な展示となった今回の展示について、4人それぞれの作家が自分自身の作品について説明し、その後リフレクション展という経験について語りました。

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準備中に繰り返し話し合って共有していたことを、その過程を共有しない大日方さんの視点を介して、観客の前で見つめなおす機会であったと思います。また、由良さんの地面が濡れている、田山さんの写真に三つ巴のような画面構成が多い、阿部さんには家があるが他の3人には家がない……等の指摘なかに、大日方さんが写真を見る目を、あらためて見てゆくような会でもありました。
さらに、ディレクターの湊さんもこれまでの展示、そして今回の展示の企画について、企画者の視点から振り返っています。

トークをテキストにまとめました。
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榎本千賀子

 

お知らせ/湊雅博

[ 2016年1月17日 ]

「リフレクション』写真展2015には多くの方が足をお運びいただき参加した作家に取って良い刺激を得た展覧会になりました。ご高覧及びご講評を多くいただき本当にありがとうございました。

展覧会レビューを飯沢耕太郎さんがartscapeレビューに寄稿されました。

http://artscape.jp/report/review/10118491_1735.html

reflection

リフレクション展2015の展示風景を掲載しました

[ 2016年1月5日 ]

リフレクション展2015の展示風景をREVIEWに掲載しました。

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